Campus Navi × e-club present 大学生サークルニュースNEXT

本コーナーは、CampusNaviと日本最大の大学生サークルコミュニティ・e-clubとの連携で日本全国にある大学生サークルの中から、旬な活動をしているサークルにスポットをあて、大学生の皆さんのサークル活動を応援していく企画です。

第1回となる今回は、創立100年を超える老舗サークル、早稲田大学広告研究会に注目し、大ヒットとなっているドコモとのコラボ企画「スマ診」の取組みから、大学生サークルの今を探ってみました!

Vol.1 早稲田大学 広告研究会

〜スマホ擬人化診断「スマ診」が大ヒット中!
制作スタッフに聞いた“大学生目線の”ヒットの秘策とは!?

早稲田大学広告研究会が、NTTドコモとコラボして、スマートフォンを擬人化するWebコンテンツ「スマ診」を5月22日にリリースしました。
早稲田大学広告研究会は、かけがえの無い「学生の力」と枠を拡げ続ける「広告の力」によって「広告で日本を盛り上げる」ことを活動理念として、普段は広告の作成などをおこなっているサークルです。
2013年11月に、ドコモが課題企業を務めたアイデアコンペで、最優秀賞を受賞したプロモーション企画をもとに、学生に対する新たなプロモーション手法の検討として企画立案を行ったものが、この「スマ診」です。
「スマ診」は、自分のスマホを使ったライフスタイルに関する簡単な質問に答えるだけで、自分のスマートフォンが人間だったらどのようなタイプなのかを診断するWebコンテンツです。
6月9日現在、サイトオープンからわずか2週間で診断総数は13万を超え、異例の大ヒットを記録しています。

今回は、早稲田大学広告研究会の藤原宏成さんと小ノ澤衣織さんに、「スマ診」の成功要因、“学生ならでは”の発想や工夫、そして誕生裏話などを聞いてみました。

--- なぜ“スマホ擬人化”というテーマにいたったのか?


小ノ澤衣織さん

小ノ澤この案が出たのは去年の12月でしたが、もともとドコモ様が、ケータイを渡辺謙さんに見立てたコマーシャルをやっていらしたので、それと照らし合わせられたら、イメージが結びつきやすいのかな?と思ったのが始まりです。大学生には特に「携帯電話」は自分に身近な物で、家族とか友人よりも、自分のことを一番知っている存在だなという話になって。そんな自分のスマホが、どういうキャラクター、どういう存在なんだろうというのを、ゲーム感覚で知れたら楽しいよねという話から生まれました。

--- この“スマホ擬人化”案の他に、どんな案があったのか?

藤原ターゲットが新大学生だったというのと春商戦の時期だったということから、複数のスマホの画面を使って、店舗に大きな桜の絵を写し出したりとか。「ドコモショップに行ってもらおう」ということをメインに考えていたので、ショップに行って「合格おめでとう!」といったメッセージを大きな画面を使って配信できたりしたらいいな、という案がありました。

小ノ澤ドコモショップとかケータイのショップだけではなくて、家電量販店の携帯電話コーナーで見たり買ったりすることの方が意外と多いよねという話になって、具体的にドコモショップをどう変えるかではなく、家電量販店にあるドコモブースをどういじれたら楽しいか、といった話にもなりましたね。

藤原あと、「カフェ」もありました。僕たち大学生は、充電がなくなってしまうことが多いので、充電スポットみたいなものが用意できたらいいなと思いました。最近カフェが流行っているので、充電しながらお茶できるようなカフェを用意したらどうかという案でした。



スマ診

--- 「スマ診」の診断結果キャラは全部で何種類?

藤原シルエットの登場キャラは全部で24種類ですが、そこにセリフや説明文、背景色の組み合わせも含めると1000以上あります。

--- なぜキャラクターはシルエットにしたのか?

藤原シルエットにするのか、Wiiの「Mii」のようなアバター系のキャラクターにするのかという話になって…

小ノ澤出てくるキャラクターをどういうキャラクターにするのかはいろいろ考えたりしましたね。

藤原実際にツイートさせた時に、一番多く出せるのは説明の文章のところなんです。キャラクターの画像が出てしまうよりも、シルエットを残したまま、キャラクターの説明文のところで一人ひとりに想像してもらって、自分のスマホはどんな人なのかな?と考えてもらうために、あえてシルエットにしました。


全部で1000通り以上の診断結果

小ノ澤妄想の余地を与える…みたいな(笑)その方が楽しいのかな、と思って。

--- 「スマ診」のおすすめポイントは?

小ノ澤5分もかからないでできるので、電車の中だったり、ちょっとした暇つぶしにスマ診を使ってもらえたらと私は思っていたので、“手軽さ”ですね。

--- 具体的にはどんなシーンで使ってもらいたい?

藤原診断になっているので、ゲーム感覚で、暇な時に遊ぶ程度に友達と一緒に楽しんでもらえたらと。

小ノ澤あとは、友達とのちょっとした会話のネタとかに、話題に出してもらえればいいな、と思っています。

--- ドコモとの共同プロジェクトで感じたことや学んだことは?

藤原学生がイメージできないような、今まで僕たちになかった経験ができたということ。アイデアを実際に実現するためにはたくさんのハードルがありますが、今回ドコモ様の協力によってサイトも作れました。学生は授業がある中で、企業の仕事のスピードを知り、チームのアイデアをまとめてひとつの形にして、忙しい中でもスピード感を持ったプロジェクト進行をしていくことが、少し難しかったのですが、それに合わせる経験ができたというのがすごく勉強になったと個人的には思っています。イベントでも、衣装とかノベルティとか、細かいところにこだわっていたり…、広告プロモーションの生の現場の空気を体験できたことは、いい経験になったんじゃないかと思います。

--- 実際に「企業」と組んでみてわかった、日頃の活動との具体的な“違い”は?


イベントは5月22日・23日の2日間行われ
600人以上が訪れた

藤原僕たちが所属しているのが「広告戦略チーム」という、イベントやプロモーションを考えるチームなのですが、その中で、学生がしっかり関わってプランを実現できたのは今回が初だったと思います。イメージと違っていたのは、やっぱり学生側が意見をまとめて企業に返事するとか、当日の運営の時にシフトを組むとか、授業の兼ね合いというのがあって、その点が難しいのかなと。幸い広告研究会の人数が多かったおかげで何とかなったのかなと思いました。いつもは企画で止まっていたものが“実現”できて良かったです。

--- 今回の活動、学内のサークルや他の学校の広研の反応は?


藤原宏成さん

藤原学校内で、「スマ診やってきたよ!」とか、「充電器もらったよ!」とか、「ドコモのかわいかったね!」とか、そういった感想は、周りの友達からよく聞きます。特に友達のTwitterのタイムラインは、イベント期間中の2日間は「スマ診」のツイートが多かったですね。

--- 6月9日現在、診断総数が13万人を突破したが、“うまくいったポイント”は?

藤原一番強かったのは口コミ、やっぱりTwitterの存在が大きいと思いますね。僕がツイートしたのを見て、その友達が友達の友達、さらにその先…というようなツイートの拡がりは大きかったと個人的には思っています。普段「診断メーカー」などを、他人からのRTでやることも多かったので、それと同じような形で広まってくれたのが、13万人という結果につながったのかと思いました。普段、日常的にTwitterを使っている学生ならではの視点ですね。僕たちが直接関わってはいないところにもう少し広くアプローチできたら、規模も効果ももっと大きかったと思っています。例えば早稲田ではイベントもやったし、僕らの口コミもあって学内で広がったと思うんですけど、他の大学はどうだったのかと考えると、そういうところを見たらまだまだ甘いと思うんですよね。


“診断”ということで、ドクターを意識したコスチュームに

--- 全国の大学生へメッセージを!

藤原大学生と企業が絡んでやっていくというのは、“企業様に実施していただく”形になるので学生側としてはついていくのが難しかったり、実施に移すのが難しいこともけっこうあります。でもそんな中で、大学生にしかできないことが多い面もあるし、今回のイベントも、大学生の視点で、「どうやったらおもしろいか」などを重視して作っていったので、やっぱり自分が大学生であるっていう強みを活かして、大学生ならではの意見とかアイデアを外に発信していけたらいいんじゃないかと思います。「スマ診」は6月までやっているので、ぜひやってみてください。


小ノ澤私たちがやっていることはたぶん、将来社会人になってからもできることだと思うんですね。でもそれを今あえて大学生でやる意味というのは、さっき藤原君も言いましたが、社会人の人ができることに“大学生らしさ”をどう加えていけるかということだと思います。それが楽しいし難しいところでもあると思います。いろんな分野や領域でがんばっている学生がいると思いますが、やっぱり背伸びしすぎず、大学生らしさってのは大切なのかな、と思います。

企業側の“ねらい”とは? ドコモ担当者インタビュー

続いて、「スマ診」企画の意図や背景を、NTTドコモ プロモーション部 戦略担当 安部早織氏に聞いてみました。

--- 大学生と組もうと思ったきっかけは?


NTTドコモ プロモーション部
戦略担当 安部早織氏

安部私は担当者の中で最も年次が若いのですが、それでも今の大学生って自分の時とは全く違う思考というか、本当にわからないことが多かったというのが背景です。そんな中で、大学生と直に触れ合いながら企画していきたいという思いが強くなりました。 今回は、学園祭への協賛を機に、大学生のみなさんと私達が直接会話をしながら、学生生活や、その中でのスマホの存在価値、企業に対するイメージなどを教えてもらいました。特に早稲田については、みなさんから 大学内のエリア状況、例えば「ここ電波入らないんです」という情報をもらいましたので、ネットワークを担当している部門と連携しながら、学内の電波状況の改善も実施しました。その後、一企業をクライアントとして、課題に対するコンペを実施しているという話を伺い、是非クライアント企業になりたいと名乗り出させてもらいました。そこからは、オリエン、コンペ、実施…と毎週のようにメンバーのみんなとは顔を合わせての打ち合わせが続きました。お互いにいつでも連絡を取り合える状況を作れていましたし、名前と顔だけでなく、お互いの性格も分かるくらいに、近い距離で企画出来た点が何よりも良かったと思っています。

--- 「スマ診」を作るにあたって苦労した点、難しかった点は?


表彰状を持って、みんなで記念撮影!

安部企業側の想いとしては、ドコモという会社・ブランドを大学生に親近感を持ってもらえるきっかけになる企画というのをゴールにしつつも、この企画の良いところはやはり「学生が作る、学生のための企画」というところです。最終的にいい企画にするために、我々企業がどこまでリードするかというところはちょっと難しかったのですが、学生さんの意見をうまく取り入れながら、企画のポイントになる部分の最終ジャッジを彼らにしてもらったところは“こだわりポイント”でもあります。

--- 今後も学生(大学生に限らず)とコラボした企画をやりたい?


安部はい。機会があればどんどんやりたいと思っています。やはり 彼らの学生生活も少しずつ変化していますし、好きなもの、興味が持てるものも変化していると思っています。今回は リアルな場で、対面で話をしてお互いへの理解を深めながら、いい企画を作るという感覚を得れたことがすごく大きかったです。今後も、いい企画にするために「一緒にやっていく」というところは大事にしていきたいと思っています。

--- 全国の大学生へメッセージを!

安部感じている想いや、やってみたいことがあったら、ぜひ挑戦してほしいですし、私達企業側にも教えてほしいです。ドコモは「堅苦しそう」とか、「マジメ」なイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、意外にそんなことないんだなと、今回の企画を通じて思っていただけたらと思いますし、私自身も学生のみなさんと一緒に企画する経験を通じて改めてそう感じました。そういった意味でも、いろいろな想いがあったらどんどん発信してほしいです。大学生のみなさんだからこそ出来ることを大切にして学生生活を満喫してください。

早稲田大学広告研究会について

私たち、広告研究会は昨年1月に100周年を迎え、次の100年に向けて新たな一歩を踏み出しました。そして新たな100年を迎えるにあたり会の目指すべきビジョンを「広告で日本を盛り上げる」こととし、日夜活動に勤しんでいます。
かけがえのない学生の力と枠を広げ続ける広告の力をもってすれば、「日本を変える」とまではいかなくとも盛り上げることくらいはできるのではないでしょうか。

普段の活動では、1・2年生で構成されるグラフィック・映像・広告戦略の3つの媒体に分かれたチーム活動、3年生を中心とした実践活動を行っています。
チームでは、様々な企業様から課題をいただき、それに対する広告案を1カ月弱で立案・提出し講評をいただくという活動を行っています。案に良い評価をして頂ければ実践されるケースもあり、「スマ診」もその一例です。
実践活動では、各種企業様・自治体などから来た依頼を扱ったり、自分たちで一から企画・立案をし社会と関わっていきます。例えば早稲田大学生協組合と協力して食堂の利用者を増やす案を考えたり、軍艦島により多くの観光者が訪れるようなPR活動を行ったりしています。
また11月の始めに行われる早稲田祭には、1つの大きなテーマのもといくつかのイベントを開催します。昨年度は「ワカモノ需要創出プロジェクト」のタイトルのもと、若者の読書・オシャレ・音楽・ラジオ離れを解決すべく武井壮様や乃木坂46様など著名な方をお招きして4つのイベントを行い、成功を収めました。
他にも多くの行事を行っており、限りある大学生活を最大限に楽しむことができます。

ここだけでは広研の活動の良さは語り尽くせませんが、少しでも当会について知っていただくことができたでしょうか?興味を持っていただけた方や制作依頼を頂ける方は是非一度公式ホームページまでお越し下さい!

「早稲田大学広告研究会」サイトはこちら

今回の取材にご協力くださった
早稲田大学広告研究会の方々


  • 小ノ澤衣織さん
    教育学部 3年

  • 藤原宏成さん
    商学部 2年

  • 豊田真由さん
    文化構想学部 3年

  • 橋本健一郎さん
    文化構想学部 2年

  • 朝日希新さん
    法学部 2年

  • 小林一輝さん
    商学部 2年

  • 清水優子さん
    スポーツ科学部3年

スマ診とは

「スマ診」はドコモが課題企業を務めた、早稲田大学広告研究会広告戦略チームの2013年冬の企画コンペで最優秀賞を受賞したプロモーション企画をもとに、早稲田大学広告研究会とドコモが共同で、学生に対する新たなプロモーション手法の検討として企画立案を行ったスマートフォン擬人化診断サービスです。
企画のアイデアから、Webサイト制作、キャラクターデザイン、キャラクターおよびセリフの生成ロジック、告知展開、イベントの企画・運営まで、全てのプロセスにおいて早稲田大学広告研究会のアイデアを基にしたものとなっています

SNS利用頻度や充電の状況等、スマートフォン(以下、スマホ)を使った自分のライフスタイルを入力すると、いつも使っているスマホが擬人化された個性的なキャラクターとセリフが生成されます。
「飛べ!リーゼント番長」や「色気むんむんツンデレタイプ」などキャラクターの種類は全部で24種類。
セリフ、背景とあわせると1,000以上のバリエーションがあります。

5/22(木)、23(金)には早稲田大学構内にてスマ診体験イベントが実施され、600人以上が集まりました。
また、6/9(月)現在、総診断数は13万を超えています。

「スマ診」は2014年6月30日までご利用いただけます。

「スマ診」サイトはこちら