学生応援企画第11回 "タダコピ"事業展開中 筒塩快斗さんにインタビュー

用紙の裏に広告を刷り、利用者が無料でコピー出来る「タダコピ」。現在、首都圏を中心に10大学に設置されています。これを発案・設置している株式会社オーシャナイズ代表の筒塩さんにお話を聞いてきました!

【名 前】 筒塩 快斗さん
【生年月日】 1983年6月5日
【血液型】 A型
【住まい】 東京都 港区
【連絡先】 株式会社オーシャナイズオーシャナイズ 快進記
【大学・学部】 慶應義塾大学経済学部4年



―大学生にはとても嬉しい、タダでコピー出来る"タダコピ"ですが元々誰が思いついたものなんですか?

筒塩 コピーの用紙の裏に何かを刷るっていうのは、実は結構前からあったんです。たぶん一番初めが10年位前で、環境系の団体がコピー用紙の裏面に「この用紙は再生紙です」って書いてコピーをさせて環境に訴えかけるものですね。広告と何かをくっつけて安くするっていうモデルはもとからあって、写真の裏に広告だとか、名刺の裏に広告とか、実はもともとある発想なんですよ。 実際にコピーでも考えたことはあったみたいなんですが、ターゲットが絞れなかったみたいなんですね。例えばコンビニでやってしまうと、おじいさんが使ったり、子どもが使ったり、学生が使ったりして。タダコピの用紙。裏に広告が刷ってあります。 それをターゲットを絞って、大学生を対象に大学構内に設置できれば、広告としての価値があるんじゃないかと言い出したのがウチの会社の永澤という者で。彼がそこに目をつけて、これはいけるんじゃないかということで、何とか実現できないかなぁと動き始めた感じです。


―筒塩さんの案というわけではなかったんですね。

筒塩 永澤と出会ったのは学生起業家選手権のときなんですが、僕はタダコピではなく違う案でエントリーしていたんです。永澤はタダコピの案で出ていて、太田というものがまた別に居るんですが、彼も違うプランで出てたんです。 太田と僕のプランは決勝の直前まで行くことが出来たんですけど、タダコピのプランだけが書類で落ちてしまったんです。でも、「タダコピが一番実現性高いし、面白いっしょ!」ってことになって。じゃぁ違うコンテストに出てみようかって。学生起業家選手権じゃない、NPO法人が主宰するTRIGGER(引き金)っていうのに出ました。第二回目でまだそれほど知名度がないコンテストだったんですけど、そこで優勝することが出来たんです。賞金をいただいたのもそうなんですが、ビジネスに対するアドバイスを頂いたりしながら、会社にしよう、と、なりました。

―「学生起業家選手権」で出会った仲間なんですね。では、苦労したのはどういったことですか?

筒塩 大学の設置許可…はホントに苦労しましたね。 実は10ヶ月くらい交渉して、やっと1台目を置く事が出来たんです。 一番ひどかったのは・・・。12月に電話したら、「年末だからやめてくれ」、1月に電話したら「年始だからやめてくれ」、2月は「試験だから」、3月は「入学式準備で忙しい」、4月は「入学式だから」って言われた大学があって。あぁ、完全に相手にされてないんだなって(笑)。 初めはそんなのばっかりでしたよ、今は50大学くらいに話を持って行ってるんですけど、なかなか話は聞いてもらえないので、それは大変ですね。何度も何度も行って、理解してもらって、少しずつ置かせてもらって。

―大変ですね・・・。嫌になったり、メゲたりすることはありません?

筒塩 メンバーが明るくて、もうダメだ〜とか絶対に言わないんですよね。僕らの企業理念が「不可能を可能に」と「たくさんの笑顔をつくる」なんです。何か迷ったら、それに返ろうって。 ホントに絶対無理だとか言わないんですよ、厳しくても「あぁ、じゃぁやっちゃおうぜ!」って誰も弱音吐かないです。コイツ、アホなんじゃないかっていうくらい(笑)。絶対ムリっしょ!っていうことでも誰もムリって言わない。ホントにいいメンバーだと思います。

―何か起業とか、ビジネスに興味を持つきっかけってあったんですか?

筒塩 1年生の終わりくらいまで、毎日毎日一日中家でゴロゴロゴロゴロしてたわけで・・・。特にやりたいこともなく、つまんねーなーっていう毎日だったんです。 大学二年生の終わりまで家にパソコンがなくて、インターネットを全然使ったことがなかったんです。だからサークルとか学校の友達以外の人と出会うことってあんまり無かったんですね。で、大学のパソコンから、とある人のblogを見て「わ〜、この人アタマいいなぁ、世の中スゴイ人が居るもんだなぁ」って思って(笑)。その人は学生時代に会社をやっていた人で、blogにコメントを書いたりとか、メールをするようになって、面白そうだから会ってあげるよってなって。 「あぁ、頭のいい人にこんなに簡単に会えるんだ!インターネットってすっげぇなぁ!」って思いました(笑)。これはインターネット使わなきゃって思って、インターネット導入して、色んな人に連絡して、自分でblogを書くようになって・・・。それで「学生 起業」って検索したら、学生起業家選手権が出てきたんです。じゃぁ、プランも何もないけど、エントリーしてみるか!と思ってエントリーしました。それが転機って言えば転機ですね。

―結構・・・「ぐうたらな日々」を送っていたんですね。そんな筒塩さんから大学生にメッセージお願いします!

筒塩 何かやりたいことが見つからないっていう人ってすごく多いと思うし、見つけて欲しいとは思うんですけど、そんなにムリするなと言いたいですね。 "興味あるから"やってみるんじゃなくて、興味がなくても、何でもやってみたらいいんですよ。やってみれば意外と楽しいとか、僕もこんなコピーを無料にするビジネスなんてやると思ってなかったし、それがやりたいからって始めたわけじゃない。何か色々やっているうちに、コレ楽しいって思えるものが見つかるんじゃないかなって思います。



信頼できる仲間と、打ち込めるものを見つけた筒塩さん。それまでのダラダラゴロゴロ生活は、充電期間だったのかもしれません。無理せず焦らず、でも転機はいつ来るか分かりませんから、アンテナだけは張っておくようにしたいですね!






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